一流のシステム開発
今のところ期待するフィットネスクラブで、インターネットを簡単に開くことのできるパソコンを並べて、集客のためのサービスを始めた。
ところが、お客は、あまり興味を示さない。
完全に失敗したとマネジャーが苦い顔をしていた。
それは、客の好奇心が低いというよりも、現在のインターネット環境が、十分ではないことを示しているのだ。
しかし、インターネットの活用の可能性はどれくらいあるか。
想像を絶するくらい大きいと見なしていい。
インターネットは始まったばかりだ。
それなのに誰もがパソコンを起動させたら、まずインターネットに挑戦してみたくなる。
実際、挑戦している。
しかも、全世界に散在する、小は個人から大は国家の情報まで、いながらにしてアクセス(接近・利用・入手)できるのだ。
まさに国境を越えてパーソナルに直接「交通」する時代の代表選手と言っていい。
さらに重要なのは、インターネットで情報の受け手となることだけでは不十分だということだ。
それに、それだけではおもしろくない。
「ホームページ」を開いて、全世界に向かって、情報の提供者になる必要がある。
情報の発信人とは、こんなことがありますよ。
通信員というよりも、情報の生産者のことだ。
言うまでもなく、パソコンがもっとも威力を発揮するのは、情報の生産的提供者であるという立場に身を置いたときである。
「公開」情報館外にも出ず、部屋にこもってパソコンとだけ向き合っている。
「外部」をもたず、したがって社会的生存に不適な新種の子どもたちが生まれている。
パソコンに熱中する青少年を指して、否定的な意味で「パソコン・オタク」とよぶ。
テレビが登場したとき、無数の人が主体的に考えることを停止し、同じ画面を受動的に眺めている。
「一億総白痴」(大宅壮一)になると言われた。
しかし、そうはならなかった。
パソコンも、機械に従属した思考回路をもつ、バーチャルリァリティしか信ぜず、「外部」に対して関心を失った新種の「頭でっかち」の白痴を産むという言われ方をされる。
人間の思考回路に変更を加えるような新種の機械が現れたとき、これをきわめて否定的に見るというのは、知識人の一般的傾向であった。
自分たちの知のよりどころが脅かされると無意識に反応してのことである。
O、1900〜1970年。
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